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昔ながらの銭湯 朝日湯

<2017年 第56号>

 7 月、幼稚園児140 名が毎年行っている体験入浴にやってきました。「子どもたちのはしゃぐ姿は、まるで子芋洗いでしたよ。」と笑って話す、主人の菓子田卓也さん。


 朝日湯は昭和26 年、叔父さんが開業しました。菓子田さんは昭和34年から働き始め丁稚、三助、番頭を経験し昭和44 年に叔父さんから受け継ぎました。三助とはお客さんの背中をへちまで洗い流したあと、ツボを押す(マッサージ)こと3 分ぐらい、最盛期は一日に50 人から60人ぐらいこなしていました。


 建物は当時のまま、天井が高く床も磨いているせいか光っています。ペンキ絵は男湯が西伊豆から見た富士山、女湯は絵師の丸山清人さんに描いてもらったインパクトのある能登半島の見附島が浴室をにぎやかに彩っています。燃料は「薪と油でやりくりしていますよ。」


 営業時間が15 時から23 時までと長く、定休日は第2.第4 土曜日、奥さんと二人の経営は決して楽ではないと言います。しかし、趣味の和太鼓の話になると俄然、話が弾みます。毎週日曜日、仲間と共に脱衣所を利用して、杉豊太鼓による和太鼓教室を開催しています。



中央2-44-6 問い合わせ321-5472


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