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ランナーたちのオアシス 「記念湯」

<2017年 第53号>

 京急戸部駅から徒歩1 分のところにある銭湯、記念湯。「駅のホームからも見えますよ」と話すのは、ご主人の髭内隆史さん。浴場のモザイクタイルには、大きな波を荒々しく描いた葛飾北斎の絵と、開港間もない横浜港の浮世絵が描かれています。そんな記念湯は、日替わりで男湯と女湯が入れ替わる珍しい銭湯でもあります。


 浴場に足を踏み入れると、リラックスバス、バイブラバス、ウォーキングバス、エステジェットバスがずらり。やや熱めの薬湯や露天風呂まであり、筆者は雪国の風景を想像しながら身体を温めました。


 夕方6 時過ぎになると、ジョギングシューズを履いたお客さんが続々と入館。玄関には「銭湯ランナー大歓迎」の幟も。仕事を終えたランナーの一人が「ここで着替えて荷物を預け、みなとみらいを走った後に銭湯で汗を流します」と満足げに話してくれました。他にも、記念湯に通い続けて50 年という女性もおり、いろんな方に愛されている銭湯という印象を受けました。


住所:戸部本町45-4 休み:月曜日 問い合わせ:322-6244



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