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この街・この人 ~iPhone 写真家 砂田節子さん~

<2024年 第97号>

 携帯電話やスマートフォンにカメラ機能がついて久しくたちますが、iPhoneのカメラ機能を使用して植物の写真を撮り続けている写真家さんがいます。

 


 その方のお名前は「砂田節子さん」。普段は藤棚商店街の薬局にて薬剤師をされていますが、休日や平日のスキマ時間を利用して活動を続けています。

 

 もともと、趣味としてiPhoneで植物を撮影していましたが、ひょんなきっかけからロシアの美術館に作品を出展しないか、とのお誘いを受け、作品を提供したのが写真家としてのスタートだったそうです。

 

 砂田さんの植物の写真は、きれいな花はもちろんですが、それにとどまらず、草木や枯れた花・葉など、植物の持つ華やかな側面以外の「生命力」や「一生の移ろい」にポイントを置いて撮影をしています。

 

 もう一つ、特徴的なのが、植物の背景は常に黒バックであり、写真の台紙は和紙を用いて作品を完成させる点です。白と黒のコントラストや黒バックの佇まいのなかに植物の躍動感が現れます。

 

 現在は地元である緑区の古民家や、藤棚商店街の一部店舗などに作品を展示し、気に入った方が購入していく営業スタイルですが、近い将来にはネット販売等も視野に入れているそうです。私たちが手軽に作品を購入できる日も近いかもしれません。儲けはともかく、多くの人に自分の作品を観て、知ってほしいと話します。

 

 若いころには青年海外協力隊員としてアフリカのザンビアに居住していた経験もある砂田さん。白黒のコントラストが織りなす和紙の魅力や黒バックの写真を海外に展開していき、アートとして広めていくことが今後の最大の目標だそうです。

 砂田さんの写真をご覧になりたい方は下記インスタグラムをのぞいてみてください。

 

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