<2018年 第60号>
夏帽子おさえて渡る高架橋 伊東櫻子
太陽の切り口見たしトマト切る 小野元夫
かる鴨の子連れ水尾引く柏尾川 三原利子
和菓子舗の古い看板葛桜 小泉道子
青楓若い大師の頬を撫で 小沢順子
サンモール銀色目高プラの箱 鈴木初枝
《寸 評》
相鉄の西横浜駅や天王町駅から国道一号線を横断して藤棚商店街に向かうと、幾つかの歩道橋や跨線橋を歩く。そんな時、鍔広の夏帽子が風にとばされそうになったのだ。
投句―当季雑詠で一人2句まで―、氏名、連絡先を記載して。次回締切は七月二十日。巻頭句には粗品を進呈。
Eメール:fujidananp@jcom.zaq.ne.jp
FAX:045-895-0081
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