<2010年 第11号>
「近代水道」が日本ではじめて造られたのが横浜です。
明治 20 年(1887 年)に、相模川の支流道志川からの水を横浜に送るた めに鉄管を引いた水路を「水道道」と言います。「水道道」と いう名称は全国各地にあるようですが、バス停の名にもなっ ているのは横浜だけでしょう。
引いた鉄管は直径 15~18 インチ(約 38 センチ~約 46 センチ)もあっ て、引いた距離は 30 マイル(約 48 キロ)に及びます。藤棚地区では 西横浜から「水道道」を通って野毛の貯水池まで続いています。この 工事の指揮を取った人(創設水道建設の顧問工師長)はイギリス人の 工兵中佐パーマーで野毛山にその銅像があります。
ヘンリー・スペンサー・パーマー 1838~1893
Comments