<2024年 第92号>
かつてキツネやフクロウを見ることもできたこのあたりが「藤棚町」と名付けられたのは昭和3年9 月のこと。戦後関内が接収され、野毛を始めとした各所に商店街が分散した影響もあり、藤棚商店街も爆発的な人気を誇ったそうです。
三代目横浜駅(現在の横浜駅)が開業したのもこの年です。その後昭和20~30 年代、藤棚商店街は西区で随一の賑わいを見せたといいます。
市電の路線図を見ると、六角橋から浜松町を経由してくる9 系統と、横浜駅方面から来る7系統の2路線があり、たくさんの人々を藤棚に運んでいたようです。
当時のご記憶がある方、ぜひコメントをお寄せください。
(出典:グラフィック西 目で見る西区の今昔)