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この町 この人 たのしい工作 市川幸男

<2016年 第46号>

 今回は、糸車、鏡台や鉄棒などいろいろのものを竹 や木で作って周囲の人たちに喜ばれている市川さんを、 久保町のお宅に訪ねました。


 たくさんの作品は、気さくに周りの人たちに差し上げているとかねが ね聞いていたので、西区役所の担当者が仕事で訪問することを聞きつけ た折に、同行を願い出ました。


 こころよく出迎えてくれた市川さんは、さっそく作業を始めました。きょうは輪ゴム鉄砲を作 ります。先生の市川さんは割り箸をニッパーで手際よく必要な大きさに切って部品を作っていき ます。切りだした部品を先生の説明を聞きながら組み合わせて輪ゴムで組み立てます。4 人の生 徒は最初はちょっととまどいながら、それでも 15 分くらいで完成。標的に輪ゴムを飛ばして「お う!」と歓声をあげました。


 その他に見せていただいた市川さんの作品の大きな農家は、屋根をすっぽり 取り上げると養蚕の蚕棚が現れたり、井戸や半鐘櫓もある凝ったものです。作 るにはたくさんの接着剤を使いましたが、釘はほとんど使わないそうです。


 市川さんは生粋の藤棚っ子で、作業のあと昔のお話も伺って楽しい時間をす ごしました。



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