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ラグビーワールドカップ情報

<2019年 第68号>

 5チームごと4プールに分けて20 チームで戦ってきたワールドカップもあと準決勝、決勝を残すのみとなりました。


ファンゾーンのPV


ラグビーを楽しむ

 アジア初のワールドカップを見るには試合会場の他に、みなとみらい21 地区の臨港パークにファンゾーンが設置され、大型画面(PV:Public Viewing)で試合を観戦できます。ここでは、食事もできます。また、PVは本町通りのNHK横浜支局でも見ることができます。ファンゾーンはこのあと11月2日(土)までの土・日曜と11月1日(金)に開催されて、入場無料です。


◯伝統舞踊「ハカ」

 ニュージーランド代表の通称オールブラックスは試合前の儀式として、伝統舞踊「ハカ」を披露します。ハカはニュージーランドの先住民族であるマオリ族の言葉で、おどりの意味。もとはあらゆるパフォーマンスを指すもので、喜びを表したり戦いに出る心構えをしたりするものです。私たちがよく目にするオールブラックスが踊るハカはカマテと呼ばれて、戦いにでる心構えをあらわすのです。一方新しいハカには、9 月21 日の南ア戦で踊られたカパオパンゴ(「黒のチーム」の意)があります。これは2005 年に初めて披露されました。

 ニュージーランドでは陸軍にもハカがあるそうですよ。

(記事参考:「マオリ」汐文社 その他、カマテの写真:「横浜ラグビーWalker」)


カマテ


◯巨大モニュメント

 桜木町駅前ではトライを決める選手の巨大モニュメント「Big Try」を見ることができます。


Big Try


〇出身国

 ラグビー代表の選出は、①日本で生まれた、②両親、祖父母の一人が日本生まれ、③3 年以上継続して居住している、のいずれかの条件を満たしていれば国籍は関係ありません。日本代表31 人の内、半数は海外出身で国籍も様々ですが、「ワンチーム」スローガン一つに向かって戦う姿が印象的です。

31 名の出身内訳:日本15、トンガ5、NZ5、南アフリカ3、豪州1、サモア1、韓国1 (「神奈川新聞」 9月20日)


〇基本ルール

・15 人対15 人、40 分ハーフ。

・ボールを前に投げられない。

・ボールを持った選手より前でプレーできない。

・立っていないとプレーできない。

・パス繋ぎ、キックやランで前進。


〇よく使われるラグビー用語

・ノックオン :ボールを前に落としてしまうこと。

・スローフォワード:ボールを前にパスしてしまうこと。

・オフサイド :プレーをしてはいけない場所からプレーに加わること。

・モール :ボールを持った選手を中心に両チームが組み合う状態。

・ラック :地面に転がるボールを両チームが組み合って奪い合う状態。


〇神奈川ゆかりの不動のレギュラー二人

・稲垣 啓太

新潟工―関東学院大学―パナソニック 29 歳

大学時代は体の使い方を基礎から応用まで広く教わったそうです。

「自分はこの大会に100%の準備をしてきた。プレッシャーよ ありがとう」と決意を語ります。

・松島幸太朗

桐蔭学園―南アフリカ・アカデミー・サントリー 26 歳

「高校時代は自由にのびのびできたことが大きい」指導者に恵まれたそうです

ジンバブエの父親譲りの強靭な肉体から繰り出すステップが持ち味。


〇ラグビー雑学

・ラグビーが生まれたのは1823 年英国。とある学校でフットボールの試合が行われていた時、一人の少年がルールを無視してボールをもって走り出したことがラグビーの起源と言わています。

・チームには愛称があり、ニュージーランド代表は、黒いユニフォームからオールブラックス、日本代表は勇敢な桜の戦士と言う意味でブレイブ・ブロッサムズと呼ばれています。

(参考:「ラグビー ワールドカップ2019TM 神奈川横浜」「横浜ラグビーWalker」)

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