<2021年 第75号>
前号では西前小学校におけるコロナ禍の現状をお伝えしました。では、近隣の商店街の現状はどうなのでしょうか。藤棚一番街協同組合の米山理事長にお話しを伺いました。
●コロナ禍の昨年はいかがでしたか?
発生当初はやはり個々のお店の経営を守ることが第一でした。お客さんが来ない、店を閉めざるを得ない中で、国からの給付金はもちろんですが商店街の会費を返納するなどしてお店の経営を保つことに力を注ぎました。
商店街のイベントも5月の「こども祭り」、10月末の「区民祭り」は中止となり、6~8月の縁日も月ごとに様子をみながら開催を目指しましたが、たのがささやかなイベ終ン息ト状で況しかたら。して 断念せざるを得ませんでした。ハロウィンにお菓子を配ったのがささやかなイベントでした。
●今の商店街の様子はどうですか?
2度目の緊急事態宣言前ぐらいからお店の疲弊感をかなり感じます。業種によって差が出ています。しかし悲観していてもしょうがない、先に進まないといけません。そんな中、横浜信用金庫の藤棚支店さんから「私たちのショーウィンドウに商店街の地図を掲示してはいかがですか」とのご提案がありました。コロナ禍で地元の商店街をあらためて近隣の人達に意識してもらい、足を運んでもらって商店街の活性化を図るための一つのアイテムとして非常に期待寄せています。
お店の名前はもちろんですが、商店街のイベントや新旧の写真を載せて、藤棚商店街が一目で分かるようにする予定です。5月上旬頃には完成予定ですのでお買い物がてら見に来てください!
●コロナ禍はこれからも続きますが、今後どのような商店街にしていきたいですか?
まずはコロナ禍で失われたものを徐々に取り戻していくことから始めたいです。個々のお店のポテンシャルも高く、バレエ教室や映画館などのアートも藤棚商店街にはあります。そうした力を総動員して、他の地域との連携もとりながら、魅力を発信できるような商店街にしていきたいと思います。そして、最終的には若い世代の人たちがきてくれて、子供たちの遊び声が絶えないような、元気やエネルギーを与えられる商店街になるよう一丸となって取り組んでいきたいと思います。
*取材雑感*
商店街の活性化の道半ばでのコロナの対応は想像を超えたものだったと思います。その中でも前を向き、商店街の繁栄を願う理事長の姿勢は非常に頼もしく思えました。米山理事長、夜勤明けのお疲れのところご対応頂きありがとうございました。
藤棚一番街協同組合
米山理事長