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いま注目の「LRT」

<2017年 第56号>

 最近新聞などで話題になっている「LRT」をご存知でしょうか?「ライトレールトランジット」 、つまり藤棚を走っていた市電の次世代型路面電車のことです。車社会に追われ姿を消した路面電車、その復活が世界で今にわかに話題となっています。


 「横浜にLRTを走らせる会」理事で「横浜の公共交通活性化をめざす協議会」事務局長の小田部明人さんによれば、欧米では1970年代以降 、160を超える都市でLRTが開通しているそうです。環境に優しく、高齢者にも乗りやすく便利、という利点が見直されているといいます。遅ればせながら日本でも、11年ほど前に富山でLRTが開通 、近々宇都宮でも建設が始まるとか。横浜でも小田部さんらが計画を提案、市がまず2020年の五輪をメドに連接バスをみなとみらい地区に走らせ、将来的にはLRT化も検討するとのこと。また中心部だけでなく、郊外の利便を考えた路線の検討も進めています。公共交通機関の発達が経済発展をもたらした日本。しかし採算性を理由に存廃問題が起きるのは世界でも日本だけ、と小田部さんは指摘します。公共交通機関は大切な市民の足。藤棚の皆さんにもぜひ応援していただきたい、とメッセージを託されました。新しい交通システムで、高齢者も気軽に出かけられ、町の活性化にもつながるLRT、藤棚にもやって来ると良いですね。



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